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EU教育・青少年・文化・スポーツ理事会の主な結論

EU News 346/2015

2015/11/24
欧州連合理事会
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>

文化とスポーツに関する主要な結論

現下の移民・難民危機は、欧州連合(EU)理事会の2日目の協議においても、共通の要素であったが、特に、以下の点において、その対応が重要視された。

-紛争地域における文化遺産の不正取引および破壊への共通対策:加盟国閣僚は、アイデンティティとして、また異文化対話において、文化遺産が有する象徴的価値の大きさを強調し、あらゆるレベルにおいて加盟国間の協力の強化を求めた。

-移民など、恵まれない立場にある青少年が、社会に居場所を見出す一助としての、スポーツの持つ潜在的な教育力:加盟国閣僚は、スポーツが、EU域内において、異なる文化間の対話促進につながるのみならず、社会的統合政策にとっても極めて重要であることで合意した。

文化

文化に関する協議の焦点は、どうずれば文化によるEUの対外行動の強化を実現できるかという点に当てられた。閣僚は、移民や難民の統合に資する、開発協力や異文化間対話のあり方に関する結論を、採択した。

この最初の結論には、国際的結束に根ざした、より包括的手法を文化に適用することの重要性が、言及されている。閣僚から、欧州委員会とEU上級代表に対して、文化の戦略的手法を理事会に提出することと、一定の指針を策定することの要請があった。

同理事会では、当該手法が、移民・難民危機、過激主義の台頭、外国人嫌いなど、EUが現在抱えている課題にも対応するものであることの必要性を、強調した。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/en/meetings/eycs/2015/11/23-24/

Video File: Education, Youth, Culture and Sports Council. Najat VALLAUD-BELKACEM, French Education Minister. (C)EU, 2015 URL