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28/04/2017
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モゲリーニEU上級代表、ラブロフ露外相と「胸襟を開いた率直な」会合を持つ

EU News 82/2017

2017/04/24

<日本語仮抄訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は本日、EUとロシアが、懸念を共有する数多くの課題の解決において協力することが重要であるとともに、立場の相違がある問題に関しては、胸襟を開いた率直な対話を通して、それを埋める努力をすべきであると述べた。

「今回の会合が有意義で建設的であったとのラブロフ外相の考えに同感であるとともに、今日だけにとどまらず、今後何週間、何カ月をかけて、このフォローアップをしていく。EUでは、建設的でオープンで率直な対話こそ取るべき道であるとの確信があり、ロシア連邦のように、重要な隣国であり、かつ世界的に重要な国との関係において、それは特に重要である」ラブロフ外相との会合を終えた上級代表はこう発言した。

上級代表は、EUとロシアの間には、ウクライナ東部、ロシアによるクリミアの併合をはじめとして、意見が一致しない分野があるという事実を隠そうとはせず、むしろミンスク合意の実施をいかにして前進させるかについて、意見交換をしたことを強調した。

また、EUでは、昨日ウクライナ東部において欧州安全保障協力機構(OSCE)監視官の1人が死亡したことを受けて、その緊急性がさらに高まったと考えている」と、述べた。

両者は、シリア、リビア、イスラエル・パレスチナ間の和平プロセス、イランとの核合意、朝鮮半島の非核化、アフガニスタンにおける和平プロセスなど、主要勢力間の協力が不可欠な問題について、広範な議論を行った。さらに、大規模な移民・難民の流れへの対応、パリ合意を実施するための作業、持続可能な開発目標の達成などを進めるべく、世界の国々がどのように責任を分担するべきかについても、話し合った。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
https://eeas.europa.eu/headquarters/headquarters-homepage/25005/mogherini-russia-%E2%80%98open-and-frank%E2%80%99-dialogue-minister-lavrov_en

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