EU経済・財務理事会の主な結論
EU News 323/2015
2015/11/10
欧州連合理事会
ブリュッセル
＜日本語仮抄訳＞
気候変動
欧州連合（EU）理事会は、国連気候変動枠組条約第21回締約国会議（COP21）を前に、結論を採択した。
11月30日から12月11日までパリで開催される同会議では、2020年以降の新たな国連の気候に関する合意の承認を目指している。目標としては、地球全体の平均気温上昇を産業革命前に比べ2度未満に抑え、それに向けた十分な公的および民間の資金を確保することである。
理事会の結論は、2020年までに先進国が拠出すると約束した年間1,000億ドルの気候金融支援に向けたEUの貢献と、気候資金拠出の予測性に焦点を当てている。また、2020年以降の新たな国連気候合意の資金調達面に対応している。
発展途上国が、温室効果ガス排出を削減し、気候変動の影響に適応するなど、気候変動に十分に対応するのを支援するには相当の資源が必要となる。2020年までに先進国が約束した年間1,000億ドルは、公的資金、民間資金、二者間・多者間および代替拠出源元など、広範な資金源から提供される。
資本市場同盟
理事会は、EU域内に資本市場同盟を構築するための欧州委員会の行動計画を歓迎する結論を採択した。
同計画では、2019年末までに、完全に機能するEU資本市場同盟の設立を目指している。欧州の企業やインフラ整備計画のために外資を含む、さらなる投資を呼び込むべく、資本市場を強化する多くの措置が検討されている。
原文はこちらをご覧下さい（英語）。
http://www.consilium.europa.eu/en/meetings/ecofin/2015/11/10/
Video: The Economic and Financial Affairs Council discussed financing action against climate change and adopted conclusions on this regard. (C)EU, 2015 URL
