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アジア欧州会合会議外相会合、11月5、6日にルクセンブルクで開催

EU News 303/2015

2015/10/30

<日本語仮抄訳>

アジア欧州会合(ASEM)第12回外相会合は、「Working Together for a Sustainable and Secure Future(持続可能で安全な未来のための協働)」のテーマの下、11月5、6日に開催される。同会合は、フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長が議長を務め、ルクセンブルク政府が主催する。

2日間の会合には欧州30カ国[1]とアジア21カ国[2]のほか、東南アジア諸国連合(ASEAN)事務総長が参加予定である。会合はASEMの文脈における地域間の対話と協力を確認するための重要な機会となる。ASEMを構成する51カ国で世界の国内総生産と人口と世界貿易のおよそ6割を占める。

今回の外相会合は、2016年7月にモンゴルで開催されるASEM第11回首脳会合で祝われる、ASEMの20周年に向けた準備に取り組む。パリで 開催される国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)の開幕を数週間後に控えた今回の外相会合では、同条約の下、野心的で法的拘束力のある地 球規模の合意に向けたコンセンサス作りを目指す予定である。災害管理とASEMの将来像のほか、国際問題や地域問題も中心議題となる。外相たちは、多くの 分野において欧州とアジアの間の連携を強める方法を討議する。本会合はまた、移民問題やテロと過激主義との闘いといった、地球規模の対応を要する問題で合 意に達する最良の機会となろう。会合終了時には議長声明が発表される。本外相会合の機会を捉え、多くの二者間会談も行われる予定である。

モ ゲリーニ上級代表にとっては、就任後の1年間でアジアへ何度も訪問(韓国、中国、日本、シンガポール、マレーシア)したことでも示された、自身のアジアに 対する深い関与を再確認する機会となる。外相会合で議長を務めるほか、上級代表は何人ものアジア各国の外務大臣と個別に会談を持つ予定である。ASEM参 加51カ国の将来のリーダーとして期待される120人の若者が集う「ヤング・リーダーズ・サミット」にも参加する。

ルクセンブルクでは、ア ジア欧州財団(ASEF)が、「起業と若年雇用」をテーマとしたヤング・リーダーズ・サミット(11月1日~5日)、11月4日に始まるアジアと欧州を題 材にした写真展「On the Go 」、および危機に対する報道に焦点を当てたジャーナリストセミナー(11月4日~6日)――の3つのイベントを開催する。




[1] 欧州連合(EU)加盟28カ国、ノルウェー、スイス

[2] 東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国、オーストラリア、バングラデシュ、中国、インド、日本、カザフスタン、韓国、モンゴル、ニュージーランド、パキスタン、ロシア

 

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原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://eeas.europa.eu/statements-eeas/2015/151030_04.htm

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