地中海のEU海軍活動に関する国連決議2240票決を受けたモゲリーニ上級代表の声明
EU News 273/2015
2015/10/09
151009_05
ブリュッセル
＜日本語仮訳＞
フェデリカ・モゲリーニ欧州連合（EU）外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は本日、以下の声明を発表した。
「最近の地中海における移民・難民の密航と人身売買の横行により、公海において生命の危険が発生していることに対応する、国連決議2240号が本日国連安全保障理事会で採択されたことは、EU海上軍事作戦「地中海EU海軍部隊（EUNAVFOR MED）」―ソフィア作戦とその目標に、貴重な国際社会の政治的承認が与えられたことを意味する。
2日前、EUNAVOR MED―ソフィア作戦は、その第一段階の目標達成に成功し、3,000余りの人々を救済した後、公海における第二段階に移行した。今後は、人の密航や売買に使用された疑いのある船舶について、公海上で、乗船、捜索、押収、陽動などを行うことが可能となり、密輸の容疑者を裁くことに貢献できる。
地中海におけるEUの海軍活動は、当初から国連と定期的に連絡をとりながら、公海で進められてきた。5月には私が国連安保理に作戦の準備に関する説明を行ったが、密航業者に対して迅速かつ連携した行動が必要であることについて、極めて高いレベルの共通理解が示された。
今後も国連および関連各国と緊密に協力しながら、同作戦の継続的成功を担保する決意である」
原文はこちらをご覧下さい（英語）。
http://eeas.europa.eu/statements-eeas/2015/151009_05_en.htm
