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欧州委員会、移民・難民危機で断固とした行動を取る

EU News 241/2015

2015/09/09
IP/15/5596
ストラスブール

<日本語仮抄訳>

5月に発表された欧州移民・難民アジェンダを受け、欧州委員会は本日、欧州連合(EU)加盟国や周辺国が直面している移民・難民危機の対処の一助となる、人々が欧州に庇護を求める状況を作った根本的な原因への対策を含む、包括的な施策を提示した。新たな措置は、明らかに国際的保護を必要とする12万人を他の加盟国へ移住させる提案をすることで、ギリシャ、イタリアおよびハンガリーといった、影響が最も大きい加盟国への重圧を軽減する。この数字は、欧州委員会が5月にギリシャとイタリアから移住させることを提案し、未だにEU理事会で決定が採択されていない、4万人に追加するものである。本日の施策はまた、欧州共通の「安全な出身国リスト」を通じてより迅速に庇護申請を処理できるようにすることで、増加する申請に直面する加盟国を助ける。欧州委員会は送還政策をより効果的にする主要な行動の概要を示し、アフリカにおける、移民・難民が生じる根本的要因の対処の一助になるべく、18億ユーロの基金の設立を提案した。最後に、欧州委員会と欧州対外行動庁は、この危機の「対外的側面」にも対応している。

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原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-15-5596_en.htm

File Infographic: Immigration in the EU (C)EU, 2015 URL