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パキスタンの死刑執行を受けたEU報道官の声明

EU News 220/2015

2015/08/05
ブリュッセル

<日本語仮訳>
8月4日、シャフガット・フセイン死刑囚の年齢に関する深刻な疑義が存在するとともに、自白を引き出すために拷問が使用されたとの申し立てに信頼性があったにもかかわらず、パキスタンのカラチ中央刑務所において、同氏に対し刑が執行された。欧州連合(EU)をはじめ各方面からこの案件に対し、捜査の改善を求める声があがっていたが、これらは無視された形となった。

2015年7月20日のパキスタンに関するEU理事会決定においてEUは、同国に対し、直ちに死刑の執行停止を再導入し、死刑廃止への第一歩として死刑囚に対し減刑を行い、国際的義務の完全遵守を求めている。国際法により、同国は18歳未満の者による犯罪に対して、死刑を適用することが禁止されているとともに、拷問が行われたと確信するに十分な根拠がある場合には、速やかに公正な捜査を実施することが求められている。人権と労働権などに関する基本的規約など、27の国際規約を実施することが、EUの一般特恵関税制度「GSP+」の受益国の条件である。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://eeas.europa.eu/statements-eeas/2015/150805_01_en.htm

File Image: Debate on the Death Penalty (C)EU URL