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モゲリーニEU上級代表とザリフ・イラン外相の共同声明

EU News 197/2015

2015/07/14
150714_01
ウィーン

<日本語仮抄訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長とイランのジャヴァド・ザリフ外相は本日、以下の共同声明を発表した。

「イランの核問題について、合意が得られたと発表できることは大きな光栄である。

我々EU外務・安全保障政策上級代表とイラン外相は、中国、フランス、ドイツ、ロシア、英国および米国の各国の外相と共に、あらゆるレベルとさまざまな形式で何カ月にもわたる集約的な作業を受け、4月2日にスイス・ローザンヌで合意された主要な制限範囲に基づき、共同包括的行動計画(JCPOA)の文書を交渉するためにここウィーンに集結した。

本日、このJCPOAの最終文書について合意を得ることができた。

中国、フランス、ドイツ、ロシア、英国、米国およびEUならびにイランは、イランの核開発計画が専ら平和的であることを保障し、この問題への対応を根本的に転換させる歴史的なJCPOAを歓迎する。6カ国とEUは、このJCPOAの完全履行が地域的また国際的な平和と安全保障に前向きな貢献をもたらすことを期待する。イランは、いかなる状況においても核兵器の追求、開発、入手することはないと再確認する。

このJCPOAには、核開発計画について合意された制限が盛り込まれたイラン自身の長期計画が含まれており、国連安全保障理事会の全ての制裁と、貿易、技術、金融およびエネルギーの各分野へのアクセスを含む多極や個別国が課している制裁の包括的解除につながる。

JCPOAは、主文と核関連、制裁関連、民間核協力、合同委員会および実施計画に関する5つの技術的付属文書で構成されている。これらの文書は詳細であり具体的である。なぜならば、全ての関係者は、この合意の完全かつ効果的な実施を保証するために明確さを求めたからである」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://eeas.europa.eu/statements-eeas/2015/150714_01_en.htm

EU High Representative Federica Mogherini and Iranian Foreign Minister Javad Zarif URL