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28/04/2017
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ギリシャに関するユーロ圏首脳会議後のトゥスク議長の発言

EU News 193/2015

2015/07/13
ブリュッセル

<日本語仮訳>

ドナルド・トゥスク欧州理事会議長は本日、7月12日に開催されたユーロ圏首脳会議の終了を受け、以下の通り発言した。

「おはようございます。我々は本日、合意を得るというただ一つの目標を目指していた。17時間におよぶ交渉を経て、ようやくその目標を達成した。いわば、『agreekment(アグリークメント)』を得たといえるかもしれない。集まった首脳は、欧州安定メカニズム(ESM)による支援計画に向けた交渉への準備ができたという原則合意に至った。これはつまり、ギリシャへの支援を継続することを意味する。

守られるべき厳しい条件がある。ESM計画に向けた交渉の正式な開始にはギリシャ議会を含む、複数のユーロ圏加盟各国の議会の承認が必要となる。

しかしながら、今般の決定は、欧州のパートナーの支援を受け、ギリシャが軌道に戻る機会を与える。同時に、負の結果が出ていればもたらされたであろう社会的・経済的・政治的影響を避けることができた。ユーロ圏のパートナーの間の信頼を取り戻す一助となった、ギリシャの進展と建設的な対応を歓迎したい。

各国の国内手続きを経て、ユーログループ(ユーロ圏財務相会合)は諸機関と協力し、交渉を早急に進める作業に入る。各国財務相は、緊急を要する問題として、ギリシャがいわゆるつなぎ融資と呼ばれる短期の資金需要に対応するための協力について協議する。

欧州委員会のジャン=クロード・ユンカー委員長およびユーログループのユルーン・ダイセルブルーム議長に対し、この取り組みに対する献身と関与に謝意を述べたい。両氏の努力なくして、本日の合意はありえなかった。ありがとう」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/en/press/press-releases/2015/07/12-tusk-final-remarks-euro-summit/

President Donald Tusk, Council of the European Union (C)EU, 2015 URL