EU経済･財務理事会の主な結論
EU News 165/2015
2015/06/19
欧州連合理事会
ルクセンブルク
＜日本語仮抄訳＞
銀行構造改革
欧州連合（EU）理事会は、EUの金融機関の耐性強化のための構造的措置に関する交渉方針に合意した。
今般の提案は、EU域内で最も規模が大きく、複雑な業務を行っている銀行を、リスクの可能性のある取引から守ることにより、金融の安定を強化することを目指している。
資本市場同盟
理事会は、EUにおいて資本市場同盟を構築するとの欧州委員会の提案を支持する結論を採択した。
企業やインフラ計画への投資をさらに呼び込むために、欧州の資本市場を強化するさまざまな措置が検討されている。特に革新的産業における中小企業や新興企業の資金調達へのアクセス向上は、主な目的の一つである。
欧州委員会は、2015年秋に行動計画を発表する予定である。
財政赤字、経済政策、投資、税制
理事会は、マルタとポーランドに対する過剰財政赤字是正手続きを終了し、英国に対し、その財政赤字の是正措置に関する新たな勧告を行った。
また、経済・財政政策に関する国別勧告と、ユーロ圏に対する勧告を採択した。
各国の大臣はまた、理事会が欧州議会との政治合意を了承したことを受け、EU投資行動計画の一部である欧州戦略的投資基金の設立に向けた次の動きについて議論した。
『EU MAG』の関連記事
雇用と成長を取り戻す欧州の投資計画2015年2月 特集
原文はこちらをご覧下さい（英語）。
http://www.consilium.europa.eu/en/meetings/ecofin/2015/06/19/
3399th ECOFIN Council. Roundtable and press conference. From left to right: Mr Jonathan HILL, Member of the European Commission; Mr Valdis DOMBROVSKIS, Vice President of the European Commission; Mr Janis REIRS, Latvian Minister for Finance. Shoot location: Luxembourg - LUXEMBOURG Shoot date: 19/06/2015 (C)EU, 2015 URL
