EU、クリミアの違法併合に対する制裁を延長
EU News 164/2015
2015/06/19
欧州連合理事会
469/15
<日本語仮抄訳>
2015年6月19日、欧州連合(EU)理事会は、クリミアとセバストポリの違法併合に対するEUの制限的措置を、2016年6月23日まで延長することを決定した。これらの制裁措置には以下が含まれる。
• クリミアおよびセバストポリの製品のEUへの輸入の禁止
• クリミアおよびセバストポリへの投資の禁止。すなわち、EU市民およびEUを本拠地とする企業は、クリミアの不動産の購入、企業・団体の買収、クリミアの企業への融資および関連サービスの提供ができない
• クリミアおよびセバストポリにおける観光業の禁止。特に、欧州のクルーズ船は、緊急の場合を除きクリミア半島に寄港することができない
• クリミアの企業向け、もしくはクリミア内で使用される目的の特定の物品や技術の輸出禁止。対象は運輸・通信・エネルギー部門、および石油・天然ガス・鉱物資源の試掘、調査および生産に関するもの。これらの産業分野のインフラに関する技術支援・仲介・建設・土木工事業務も提供されてはならない
『EU MAG』の関連記事
世界的注目を集めるEUの制裁の仕組み2014年8月号 政策解説
原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/en/press/press-releases/2015/06/19-crimea-eu-extends-restrictions-illegal-annexation/