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EUを代表して国際反ホモフォビア・反トランスフォビアの日に寄せたモゲリーニ上級代表の宣言

EU News 137/2015

2015/05/17

<日本語仮訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は本日、EUを代表して以下の宣言を行った。

「本日の『国際反ホモフォビア・反トランスフォビアの日』において、EUは、世界中のLGBTI(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、インターセックス)と総称される人々と団結し、性的指向や性同一性を原因とする差別を終わらせるための努力を続ける方針を確認する。人としての威厳において、何人も平等であるとともに、世界人権宣言に謳われている権利を行使する資格を有する。

昨今、世界のいくつかの地域においては、LGBTIの人々が平等な権利を行使することに向けて、大きな前進が見られている。他方、多くの地域では、今もなお性的指向や性同一性が故に、差別や暴力に苦しめられている。いくつかの国では、同意による同性成人間の性的関係が、今もなお犯罪とされ、禁錮刑や死刑までもが科されている。

EUは、LGBTIの人々の権利に関するEUガイドラインに則り、性的指向および性同一性のあり方にかかわらず、全ての人々の人権が尊重されるよう、主張を続けていく。EUは、第三諸国との対話、多角的協議における働きかけ、声明、市民社会に向けたEUとしての支援を通して、LGBTIの人々に対する差別と暴力に対処し、そしてその人々の権利を積極的の推進するための方策の提唱を継続する」

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原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://eeas.europa.eu/statements-eeas/2015/150517_01_en.htm