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外務・内務合同理事会、移民に関する10項目の行動計画を支持

EU News 104/2015

2015/04/20
IP/15/4813
ルクセンブルク

<日本語仮抄訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長が議長を務め、ルクセンブルクで開催された外務・内務合同理事会において、欧州委員会のディミトリス・アヴラモプロス移民・内務・市民権担当委員は、地中海における危機的状況に対応するため、即時に行動に移すべき10項目を提示、各国の外務相と内務相の全面的支持を得た。

提示された10項目

- 地中海における合同作戦(「トリトン」と「ポセイドン」)を、より多くの資金と資源を投じることにより、強化する。また、その巡視範囲を拡大し、FRONTEX(欧州対外国境管理協力機関)の権限内でさらなる介入を可能にする。

- 密入国者が使用する船舶の捕獲と破壊のための作業を組織的に行う。「アタランタ」作戦が達成した良好な結果に触発され、地中海からの密入国者にも同様の作戦を実施すべきである。

- EUROPOL(欧州警察機関)、FRONTEX、EASO(欧州庇護支援事務所)、EUROJUST(欧州検察機関)は、定期的に会合し、密入国者の手口に関する情報の収集のために密に協力するとともに、その資金の追跡や捜査の支援を行う。

- EASOはイタリアとギリシャにチームを配置し、庇護申請の合同処理を行う。

- 加盟国は、全ての移民の指紋収集を徹底する。

- 緊急移転システムについて、選択肢を考慮する。

- 保護を必要としている人々に、数多くの場所を提供する、EU全域における任意の再定住パイロットプロジェクトを実施する。

- 前線加盟諸国からの、FRONTEXの調整による不法移民の早期帰還に資する、新たな帰還プログラムを構築する。

- 欧州委員会とEEAS(欧州対外行動庁)の合同作業により、リビア周辺諸国との関与を進める(ニジェールにおける活動を強化することが必要)。

- 主要第三諸国に移民連絡事務所(ILO)を設置し、移民の流れに関する情報の収集とEU代表部の役割の強化につなげる。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-15-4813_en.htm?locale=en

Extraordinary Foreign and Home Affairs Ministers Meeting. From left to right: Mr Rihards KOZLOVSKIS, Latvian Minister for the Interior; Ms. Federica MOGHERINI, High Representative of the EU for Foreign Affairs and Security Policy; Mr Dimitrios AVRAMOPOULOS, Member of the European Commission. Shoot location: Luxembourg - BELGIUM Shoot date: 20/04/2015 Source: Council of the European Union (C)EU, 2015 URL