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世界全体の景気回復が見込まれるも、貿易・投資障壁は残存

EU News 74/2015

2015/03/19
IP/15/4618
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>

欧州連合(EU)の戦略的経済パートナーであるアルゼンチン、ブラジル、中国、インド、日本、ロシア、米国では、EU企業の貿易および投資機会を大きく妨げるような数々の障壁が、依然として存在している。これは、本日公表されたEUの第5次貿易・投資障壁報告書(TIBR)の結論であり、具体的な貿易障壁が特定されている。

報告書の主な内容

第5次貿易・投資障壁報告書においては、EUにとって最も重要な輸出市場に存在する、主な障壁の全てが列挙されている。7つの事例が言及されているロシアが最も多く、中国が6事例で続いている。また、インドとブラジルについては4件、アルゼンチンと米国は3件が特定されている。

この報告書が特定する障壁には、現地で生産された製品を使用することを求めている事例や、一定の優遇措置を受けるためにはその国に事業拠点を置くことが条件となっているものが、含まれている。ブラジルにおける差別的税制や国内生産者への補助金、ロシアの新法がローカルサーバーに個人情報の保存を求めていることなどは、はなはだしく貿易を歪曲する事例である。中国など他のいくつかの国が、同様の措置をすでに導入しているか、勘案しているため、こうした傾向は、より広い観点において、懸念されるものである。

さらに、同報告書はブラジル、中国、米国、ロシアに残存する、多数の衛生および食品に関する障壁も特定している。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-15-4618_en.htm?locale=en

File Photo: Cecilia Malmström Date: 04/12/2014 Reference: P-026919/00-08 Location: Brussels - EC/Charlemagne (C)EU, 2014 URL