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国際女性デーに寄せた共同声明

EU News 59/2015

2015/03/08
ブリュッセル
STATEMENT/15/4573

<日本語仮訳>

欧州委員会のフランス・ティーマーマンス第一副委員長、フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長、ディミトリス・アヴラモプロス移民・内務・市民権担当委員、ネベン・ミミツァ国際協力・開発担当委員、マリアンヌ・ティッセン雇用・社会問題・技能・労働力の移動担当委員、クリストス・スティリアニデス人道援助・危機管理担当委員、ヴェラ・ヨウロヴァ法務・消費者・男女平等担当委員は、以下の声明を発表した。

「欧州は1957年以来、男女の平等を働きかけている。それは、EUのDNAの一部である。

欧州が、近年成し遂げたことを誇りに思う。男女平等は遠い夢ではなく、ますます欧州の現実となっている。しかし、懸命に取り組み続けなくてはならない。欧州委員会は、共に行動することにより、賃金、雇用、および意思決定職において残る格差を縮めることができると確信している。どの国もまだ、男女平等を完全に成し遂げてはいない。

EUは、現在そしてこれからも男女平等を推進する中心であり続ける。欧州委員会および欧州対外行動庁において、そしてEU域内、また第三国との関係において、そうあり続ける。

我々は、大きく前進したが、まだ多くの格差が存在する。女性は男性よりも、所得が少なく、所有する物も少ない。また、女性は、政治的そしてビジネス界においてもにいまだ過小評価されている。日々、何千もの女性や少女が、性的虐待、人身売買、女性性器切除、早期および強制的結婚を含めた、性を基にした暴力の犠牲者となっている。我々は、これを是正するために懸命に取り組んでいる。

我々、新欧州委員会は、政策分野および境界を越えて男女の不平等と戦うために共に取り組んで行く。女性には、男性と同等の勉学の機会、およびキャリアと自身が望む家族生活の選択の機会を与えられるべきであり、暴力の脅威から解放されるべきである。

これは、我々が育てている息子や娘が住む世界に関することであり、我々は、彼ら全てが、成功できる世界を作りたいと考えている。

そして、これは、世界の関心事である。本年は、北京宣言および北京行動綱領採択20周年、そして、性問題を国際的な重要課題と位置づけた女性・平和・安全保障に関する国連安保理決議1325号の採択から15年にあたる年である。これらの節目の年である本年は、貧困の撲滅と世界の持続可能な発展のための世界的目標を明確化するポスト2015年開発アジェンダを討議する年である。

2015年は、男女平等、人権、および女性・少女の地位向上を世界的課題の中心に据え、全ての女性にとって具体的な結果をもたらす、またとない機会である。我々は、その実現のために、引き続き尽力する」

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原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_STATEMENT-15-4573_en.htm?locale=en

Afghan girls at school © Flickr/International Women's Day URL