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28/04/2017
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環境報告書、EU行動の便益を明示

EU News 53/2015

2015/03/03
IP/15/4534

<日本語仮抄訳>

本日公表された新報告書は、欧州連合(EU)の調和した環境政策が、これまでの5年間で、市民に多大な便益をもたらしていることを示している。欧州市民は、よりきれいな空気と水を享受するとともに、埋め立てに使われる廃棄物が減り、再利用が拡大している。他方で、環境政策が雇用と成長を牽引してもいる。しかし、同報告書は、「地球の持つ限界のなかで、より良く生きる」という欧州の長期目標(第7次環境行動計画=EAPの目標)が、現行の環境および関連政策が目指す水準では、達成できないと警告している。

欧州環境機関が作成した、「欧州の環境――その現状と見通しに関する2015年報告書(SOER2015)」は、欧州の環境に関する総合的な評価であり、世界、地域、国レベルでのデータと各国間の比較を包含している。また、今後の5年間とそれ以降にも着眼し、人々の福祉と繁栄に影響を及ぼし得るような、環境の悪化リスクについて明確な警告を発している。分析に基づいて、より統合された政策構築を呼びかけており、欧州委員会は、循環型経済に関するより広範な政策群の新設、EU生物多様性戦略の見直し、海洋統治に関する行動計画、大気の質に関する政策群の改定など、2015年に実施する一連の環境施策を特定することで、対応している。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-15-4534_en.htm?locale=en

File Photo: Karmenu Vella, in the centre Date: 02/03/2015 Reference: P-027654/00-04 Location: Brussels - Square - Brussels Meeting Centre (C)EU, 2015 URL