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新年を迎えて――科学技術・イノベーション分野におけるさらなる日欧協力を

EU News 21/2015

2015/01/30

駐日欧州連合(EU)代表部 科学技術部は、2015年1月22日(木)に第3回EU科学技術新年会を開催いたしました。会には、日本の省庁、助成・研究機関、産業界をはじめ、EU加盟国の科学技術参事官や在京研究機関、科学技術外交官サークル(Science and Technology Diplomatic Circle)などから、総勢約150人が参加し、ネットワーキング交流会として盛会のうちに終了いたしました。

2015年1月22日に開催されたEU科学技術新年会――研究・イノベーションにおけるさらなる協力を目指して(撮影:富久薫、トム・クチンスキ)

2015年1月22日に開催されたEU科学技術新年会――研究・イノベーションにおけるさらなる協力を目指して(撮影:富久薫、トム・クチンスキ)

開会の挨拶にて、ヴィオレル・イスティチョアイア=ブドゥラ駐日EU大使は、日欧関係における科学技術協力の位置づけとますます高まる重要性を強調。土屋定之文部科学審議官からは、日本の科学技術・イノベーションにおける進展や、大学改革、国際研究協力の強化とその重要性について言及がありました。

次いで、総合科学技術・イノベーション会議の久間和生議員から、科学技術イノベーション総合戦略をはじめ、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)および革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)について紹介がありました。久間議員はまた、2016年度からスタートする第5期科学技術基本計画の策定に向けて、EUの研究・イノベーション枠組み計画「ホライズン2020」が、ひとつの他国事例として参考になると述べられました。

日本学術会議の大西隆会長からは、科学技術における国際協力の重要性と、科学研究の健全性向上や「持続可能な地球環境に向けての国際協働研究イニシアティブ(Future Earth)」に関する、日本学術会議の活動について紹介がありました。

2015年は、日欧科学技術・イノベーション協力において大きな期待が寄せられる節目の年にあたります。

  • ホライズン2020公募プロジェクトに参加する日本人研究者を財政的に支援する日本側の仕組みの検討開始
  • 日本学術振興会(JSPS)と欧州研究会議(ERC)による研究者のモビリティ(交流)を後押しする協定の検討
  • 日・EU定期首脳協議(サミット)の東京開催、日・EU科学技術協力合同委員会のブリュッセル開催
  • ホライズン2020の2016年~2017年ワークプログラムの発表(7月)
  • EU・日本科学政策フォーラムの開催(10月)
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