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世界エイズデーに寄せたEU上級代表の声明

EU News 478/2014

2014/12/01
141201_02_en
ブリュッセル

<日本語仮訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、本日、以下の声明を発表した。

「EUにとってHIV/エイズへの取り組みは最優先項目であり続けねばならない。流行が始まって以来、世界で3,900万人もの命が失われた。我々は、現在も、開発途上国に多いエイズ患者3,500万人以上を救わなくてはならない。しかし、この10年の間に大きな進歩があり、より多くの人々が延命治療を受けられるようになった。

EUは、HIV/エイズへの取り組み、また、とりわけ女性と子どもに焦点を当てた国民の健康向上を目指す開発途上国を、一貫して支援してきた。我々は、保健・医療制度を強化し、エイズの撲滅を目指す開発途上国のパートナーへの支援を継続する。EUは毎年、特に大きな影響を受けているサハラ以南地域に対し平均5億ユーロを、保健・医療向けの開発援助資金として拠出している。

欧州委員会は、『世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)』の設立メンバーであり、意義深い成果に貢献してきた。グローバルファンドは、HIV/エイズを撲滅するという我々の決意を実現するために使用できる価値あるツールのひとつと認識している。EUは、現在までに、グローバルファンドの約半分の資金を拠出しており、今後もEU全体として、最大の資金提供者であり続ける。

HIV/エイズは、健康問題に留まらず、女性と子どもの権利や教育の権利といった人権にも関わる問題である。

エイズに関する認知度を向上させ、現場で行動することによって、この病と闘う上で、市民社会が重要な役割を果たしていることにも感謝している」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://eeas.europa.eu/statements-eeas/2014/141201_02_en.htm

File Photo: Carlos Moedas, Member of the EC in charge of Research, Science and Innovation, speaks at the Desmond Tutu HIV Foundation for a World Aids Day celebration. Date: 01/12/2014 Reference: P-026893/00-18 Location: South Africa (C)2014 URL