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28/04/2017
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欧州理事会の結論

EU News 429/2014

2014/10/24
欧州理事会
ブリュッセル
EUCO 169/14
CO EUR 13
CONCL 5

<日本語仮抄訳>

2030年の気候・エネルギー政策の枠組みについて

2020年までに完全達成が求められている欧州連合(EU)の温室効果ガス排出削減、再生可能エネルギーおよびエネルギー効率に関する目標に向け、かなりの進捗が確認された。2014年3月の欧州理事会結論で明示された原則に基づき、欧州理事会は本日、EUの2030年に向けた気候・エネルギー政策の枠組みについて合意した。これに伴いEUは、世界的な気候合意の締結に向けて国連気候変動枠組条約(UNFCCC)がワルシャワで合意したスケジュールに沿い、遅くとも2015年第1四半期までに自らの目標を提出する。欧州理事会は、すべての国に対し、パリで開催される第21回国連気候変動枠組条約締約国会合前に、時間的余裕をもって野心的な目標や政策を提示するよう求める。欧州理事会は、EUの枠組みのすべての要素を再検討の対象とし、特にEU排出量取引制度(ETS)、同制度対象外の排出、エネルギー網の相互接続およびエネルギー効率について、適宜戦略的な方向性を提示し続ける。欧州委員会は引き続き、利害関係者と定期的に対話を行う。

排出量削減目標

欧州理事会は、EUの域内温室効果ガス排出量を、2030年までに、1990年比で少なくとも40%削減するという拘束力ある目標を支持した。このためには、

- 同目標は、EUが、可能な限り高い費用効果で一団として達成するものであり、ETS対象とETS対象外の分野の排出削減率をそれぞれ2005年比で43%と30%とする

- すべてのEU加盟国は、公平性と結束への配慮の釣り合いを保ちつつ、この目標の達成に向け努力する

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/uedocs/cms_data/docs/pressdata/en/ec/145397.pdf