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28/04/2017
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EU首脳、ノーベル平和賞受賞者を祝福

EU News 408/2014

2014/10/10
欧州理事会議長
STATEMENT
EUCO 204/14
PRESSE 514
PR PCE 179
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>
ヘルマン・ヴァンロンプイ欧州理事会議長とジョゼ・マヌエル・バローゾ欧州委員会委員長は本日、ノーベル平和賞受賞者の発表を受け、以下の声明を発表した。

「我々は、本年のノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさんとカイラシュ・サティヤルティ氏を心より祝福したい。

本日の決定は、すべての子どもは教育を受けることができるという異議の挟みようのない権利、男女平等の権利およびこれらの権利の抑圧に対する重要な活動を評価するものである。

勇気を持って自分の権利を求めて立ち上がり、欧州の多くの国々では当然と思われるもののために高い代償を払ったマララさんの受賞を大変うれしく思う。この一方で、教育の権利を拒まれる世界中の何百万人もの子どもたちのことを忘れてはならない。今回の受賞は、教育を受けたいと願う少年少女、彼ら全員の勝利なのである。

また、世界各地で子どもの権利を忠実に主張してきたカイラシュ・サティヤルティ氏の受賞を喜んでいる。世界最大の開発援助提供者として、欧州連合(EU)とその加盟国は、児童労働の主因の一つである貧困の撲滅に弛まず努力してきた。

今回の決定はまた、暴力、抑圧および卑怯な脅迫によって、教育を受けるという基本的権利を問題にしようとする者に強いメッセージを送るものだ。

マララ・ユスフザイさんとカイラシュ・サティヤルティ氏がこのような脅しに屈しないのと同じく、EUもまたひるむことはない。我々は、全世界の指導者に対し、すべての子どもが教育を受けられるための努力と、貧困との闘いを強化するよう要請する。

EUは、感謝と謙虚さをもって2012年のノーベル平和賞を受賞した際、その賞金をEUの『平和の子どもイニシアチブ』の下、紛争地域の子どもたちの支援に充てることで、まさにこのような目的のために利用すると決定した」

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原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/uedocs/cms_data/docs/pressdata/en/ec/145051.pdf