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ユンカー委員長率いる次期欧州委員会、変革を示す強力な布陣

EU News 376/2014

2014/09/10
IP/14/984
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>

ジャン=クロード・ユンカー次期欧州委員会委員長は本日、自らが率いる次期欧州委員会のメンバーとその構成を発表した。欧州連合(EU)は、その歴史の中で最も厳しい試練を受けた時期の一つを乗り越えた今、最も大きな課題の一つは、欧州市民に対し、事態は変わると納得させることである。変革をもたらすには、欧州委員会自体が改革を受け入れる用意がなければならない。次期欧州委員会は、人々がまともな職につけるようにすること、投資を刺激すること、銀行が実体経済に再び融資をするようにすること、デジタル市場を構築すること、信用に足る外交政策を有すこと、およびエネルギー安全保障に関して、欧州が自立できることといった欧州が直面する大きな政治的課題に焦点を当てるべく、合理化される。欧州委員会の新たな構成は、ユンカー次期委員長が欧州議会によって選任された基となるこれらの政治指針を反映している。

ユンカー次期委員長は、「前例のない時代の中、欧州市民は我々に結果を出すことを求めている。数年にも及ぶ経済的苦難としばしば痛みを伴う改革を経た今、欧州の人々は機能する経済、持続可能な雇用、さらなる社会保護、より安全な国境、エネルギー安全保障およびデジタル時代のもたらす機会を期待している。私は本日、欧州を再度雇用と成長の道に戻すチームを提示している。新欧州委員会では、形より先ず機能ありきとしたい。我々は変革を受け入れる用意がなければならない。我々は、欧州委員会が変われることを示さなければならない。私が本日発表するのは、欧州が新しいスタートを切るための政治的・精力的・効果的な欧州委員会である。私は、任務を個人に与えたのであり、国家に与えたのではない。それぞれに担うべき役割を持つ27人の選手をピッチに立たせた。これが私の、勝利を目指すチームだ」と述べた。

次期欧州委員会には、フェデリカ・モゲリーニEU外務・安全保障政策上級代表のほか、6人[1]の副委員長を据える。この7人の副委員長はそれぞれ、1つのプロジェクトチームを指揮する。彼らは、複数の欧州委員――その構成は必要性や、時とともに生まれる新規プロジェクトによって変わるかもしれない――の業務を指導・調整する。これらのプロジェクトチームは政治指針を反映している。「雇用、成長、投資および競争力」、「デジタル単一市場」や「エネルギー同盟」といったプロジェクトチームがその例である。これにより、すべての欧州委員が活発に互いと協働し、縦割り意識を改め、より柔軟な組織が生まれる。副委員長は全員、真の意味で委員長の補佐となる。

ユンカー次期委員長は、新欧州委員会の目標と政治プログラムの説明と精査という民主的手続きを提供する、欧州議会による欧州委員候補者の聴聞会を心待ちにしている。


[1] フランス・ティーマーマンス、クリスタリナ・ゲオルギエヴァ、アンドルス・アンシプ、アレンカ・ブラトゥシェク、ヴァルディス・ドムブロフスキス、ユルキ・カタイネン

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-14-984_en.htm?locale=en

Jean-Claude Juncker Date: 10/09/2014 Reference: P-026201/00-01 Location: Brussels - EC/Berlaymont (C)EU, 2014 URL

 

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