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EU外務理事会の主な結論

EU News 349/2014

2014/08/15
欧州連合理事会
12491/14
(OR. en)
PROVISIONAL VERSION
PRESSE 440
PR CO 43
ブリュッセル

<日本語仮訳>

イラク

欧州連合(EU)は本日、イラクの統一性、主権、領土保全に対する自らの強いコミットメントを再度示した。外務大臣らは、ISIL(イラクとレバントのイスラム国)による攻撃の結果、同国における人道上の事態および治安の悪化に関する懸念を、より明確に表明した。

理事会は、クルド地域政府からの軍事物資の緊急供給の要請に、個々の加盟国が前向きに対応する決定を下したことを歓迎した。それらの対応は、各加盟国の能力と国内法に従って、イラク政府の同意を得て、実施されることになる。

EUは、いかにしてISILが石油の販売から利益を得ることを妨げるかを精査するとともに、そうした財源の利用は、国連安保理決議(UNSCR)1267とその後の決議に違反するものとして非難する。理事会は、欧州対外行動庁に対し、イルビルにおける存在力を強化することを促す。

理事会は、人道援助を提供するために、EUとその加盟国が進めている大規模な結束の努力を想起するとともに、欧州資金の追加、欧州緊急対応調整センターの動員、欧州市民保護メカニズムの起動を歓迎した。

EUは、ハイダル・アバディ氏が次期首相に任命されたことを歓迎するとともに、憲法プロセスへの持続的支援を表明した。

ウクライナ

EUは、東ウクライナにおける危機の悪化と、市民への人道的影響について、懸念を表明した。外務大臣らは、ウクライナの主権、領土保全、統一性、独立への支援を表した。理事会は、ロシア連邦、ウクライナ、米国、および欧州安全保障協力機構(OSCE)に向け、EUと共に、この危機の政治的、持続可能な解決策を見出す努力を進めるよう、求めた。

理事会は、ウクライナにおける包摂的かつ包括的改革の継続を奨励した。

理事会は、国連主導によるウクライナのための予備的対応計画、および最も緊急な必要性を満たすために、250万ユーロの追加充当を行うとの欧州委員会による決定を、歓迎した。また、国際的人道法と原則に従い、国際人道機関による作業を早急に支援かつ促進するよう、すべての関係者に要請した。

EUは、同地域のあらゆる国家および関係者に対し、マレーシア航空17便(MH17)の墜落現場への安全かつ無制限の立ち入りを直ちに確保することを、求める。MH17の墜落に、直接的にも間接的にも責任を有するものは、可及的速やかにその責任を問い、法の裁きを受けなければならない。

EUは、ロシア連邦に対して科せられた制限措置の根拠が今も有効であると認めており、ロシア連邦がEUで生産されている農産物の輸入を狙った措置を発表したことを、遺憾とする。緊急農業・漁業理事会を9月初旬に招集し、当該措置の影響と適切な対応を精査する。

理事会は、EU・ウクライナ連合協定にかかるプロセスが進行していることを歓迎するとともに、ガス供給の条件に関するウクライナとロシアの間の交渉再開を促すための欧州委員会の努力に支援を示した。

理事会はまた、ガザ、リビアにおける事態、西アフリカにおけるエボラ出血熱のまん延に関する結論を採択した。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/uedocs/cms_Data/docs/pressdata/EN/foraff/144316.pdf