ベラルーシにおける新たな死刑執行に関するEU上級代表報道官の声明
EU News 220/2014
2014/05/14
ブリュッセル
140514/01
<日本語仮訳>
キャサリン・アシュトン欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長の報道官は本日、以下の声明を発表した。
「EUは、2013年4月に死刑判決を受けていたフリホーリ・ユゼプチュック死刑囚の処刑が行われたことを、強く非難する。これでベラルーシにおいて本年2回目の処刑が行われたことになる。
有罪判決の根拠となる犯罪が深刻な性質のものであることを認識している。EUは、死刑はいかなる状況下でも正当化することはできないものであることから、極刑に反対する。死刑は、残忍かつ非人道的な処罰であり、抑止力を有するものでもなく、人の尊厳を否定するものとして受容できない。
我々は、欧州で今も極刑を適用する唯一の国であるベラルーシに対し、死刑の普遍的廃止に向けた第一歩として、世界のすう勢に沿い、死刑の執行停止(モラトリアム)を行うことを求める」
原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://eeas.europa.eu/statements/docs/2014/140514_01_en.pdf