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欧州委員会とウクライナ政府との会合後の共同声明

EU News 219/2014

2014/05/13
MEMO/14/346
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>
本日、バローゾ委員長率いる欧州委員会の委員団とヤツェニュク首相率いるウクライナ政府代表団がブリュッセルにおいて会合した。

2014年3月21日の連合協定政治条項への署名後開催された本日のこの前例のない会合は、欧州連合(EU)とウクライナの関係における新たな幕開けを記すものである。双方が、ウクライナのEUとの政治的連帯と経済的統合に向け、作業をより強い足取りで進めることに対し、共通の意志を表明したものである。

欧州委員会は、ウクライナの統一、主権、独立性、領土の一体性を強力に支援する意向を再確認した。欧州委員会とウクライナ政府は、ロシア連邦によるクリミアとセバストポリの違法な編入への強い非難を再度表明した。双方ともそれを決して承認するつもりはない。ウクライナは、編入がもたらす包括的な法的帰結への準備を進めていることについて、また連合協定と深遠かつ包括的自由貿易協定の領土的適用に関する点においても、EUの動きを歓迎し、当該問題について、双務的な協議メカニズムを開始することに合意した。双方は、ウクライナの東南部を不安定化させようとする親ロシア派の行動が継続していることに警戒しているとともに、5月11日に東ウクライナの一部で自称政府が実施する、いわゆる国民投票を違法とみなした。

欧州委員会とウクライナ政府は、5月25日に自由かつ公正な大統領選挙を実施し、ウクライナ国民が不当な外部介入を受けることなく、自らの将来を選択できることの重要性について、同じ考えであることを確認した。双方は、緊張を沈静化し、全国民の安全を回復するために最初にとるべき具体的措置に関する、4月17日のジュネーブ共同声明へのコミットメントを再確認した。その中で、欧州委員会は、広範な国民対話を通して憲法改正と地方分権を実現するための作業をはじめ、ウクライナ当局がその目的を果たすために既に実施している措置を歓迎した。欧州委員会とウクライナ政府は、包摂的で透明性があり、説明責任を全うする形で憲法プロセスを前に進める重要性とともに、広範で包括的な国民対話を構築するとともに、オデッサにおいて5月2日に発生した惨事に関する独立性のある捜査が不可欠であることに合意した。双方は、OSCE工程表に留意するとともに、OSCE および同CiOが、ウクライナの主体性を担保しつつ、円卓会議の設置などの具体的措置を通して、事態の沈静化と安定化に資する努力を進めていることに、支持を表明した。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_MEMO-14-346_en.htm?locale=en