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ウクライナ東部の情勢に関するアシュトン上級代表の声明

EU News 167/2014

2014/04/13
ブリュッセル
140413/01

<日本語仮訳>

キャサリン・アシュトン欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は本日、以下の声明を発表した。

「ウクライナ東部の各都市で、過去24時間に警察署や内務省の支局を占拠し、スラビャンスク市の周囲に検問所を設置するなどの、武装した人々や分離主義者による行為の高まりについて、深く懸念している。欧州安全保障協力機構(OSCE)の特別監視団は、これらの出来事を積極的に観察・報告し、そのことで事態のさらなる悪化の防止に貢献するという重要な役割を果たしており、今後もその役割を果たし続けなければならない。

私は、ウクライナの統一、主権および領土の一体性に対するEUの強い支持を再度申し上げるとともに、ロシアも同様の支持を表明することを求めたい。これに向け、ロシア連邦にはウクライナとの国境地域からその軍隊を撤収させ、ウクライナの不安定化を狙ったさらなる行動を慎むよう求める。

EUは、国家権限の確立のための法・秩序執行を慎重に進めるウクライナ当局を称賛したい。

ウクライナ政府に対し、緊張をさらに緩和させる貢献を促し、同国に対し、国民の意思を最も明確に表明する手段として、5月25日に自由かつ公正な大統領選挙を実施するよう求める。EUは、ウクライナ議会が非排他的な手続きで、ヴェニス委員会を含む欧州評議会の支援を受ける形で憲法改正に取り掛かることを期待している。

私は、4月17日にスイス・ジュネーブで開催予定のウクライナ、ロシアおよび米国との会合と、ウクライナ国内とその近隣地域の状況の緊張緩和と事態の安定に貢献するような意味ある対話の開始を心待ちにしている」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://eeas.europa.eu/statements/docs/2014/140413_01_en.pdf