ウクライナ東部情勢に関するアシュトンEU上級代表報道官の声明
EU News 154/2014
2014/04/08
ブリュッセル
140408/08
<日本語仮訳>
キャサリン・アシュトン欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長の報道官は本日、以下の声明を発表した。
「アシュトン上級代表は、武力を用いたハリコフ、ドネツク、ルガンスク各市の公共建物の占拠を含む、ウクライナ東部における気がかりな出来事を注視している。上級代表はまた、慎重に法と秩序を追求するウクライナ当局の姿勢を称賛した。
上級代表は、EUがウクライナの統一、主権および領土の一体性を強く支持していることをあらためて表明している。国内外を問わず、同国のさらなる不安定化への動きを慎むよう呼びかける。政治的要求は、適切な場において、暴力を伴わない形で対処されるべきである。来月開催される大統領選挙は、ウクライナの将来について同国民がそれぞれの考えを表明するための合法的で排他的でない場を提供しなければならない。
また、ウクライナの憲法改革が包括的かつ迅速に完了されることが極めて重要である。ウクライナ政府は、同国の国民に東西横断的に手を差し伸べ、政治的手続きや改革が地域間の多様性を反映し、人権や市民権を尊重するよう保障しなければならない。
EUは、事態の安定化を試みるウクライナ政府と共にある。上級代表は、ウクライナ情勢の沈静化に向けた外交努力を続けており、来週米国、ロシア、ウクライナ各国の外相と会談を行う。
EU外務理事会は4月14日の会合で最新情勢を分析する」
原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://eeas.europa.eu/statements/docs/2014/140408_08_en.pdf