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原型加速器の組み立て開始――新たな局面を迎えるIFMIF

EU News 110/2014

2014/03/12

国際核融合材料照射施設(IFMIF)の目的は、D-Li加速器型中性子源を実現し、将来の核融合実証炉や商用発電炉における第一壁の中性子環境を可能な限り、忠実に模擬することである。幅広いアプローチ(BA)*協定」下の「国際核融合炉材料照射施設のための工学実証及び工学設計活動(IFMIF/EVEDA)」における欧州側の活動は、欧州実施機関であるFusion for Energy(F4E)が取りまとめており、ベルギー、フランス、ドイツ、イタリア、スペインおよびスイスの任意拠出金で成り立っている。F4Eについてより詳しい情報はこちら(英語)から。

数カ月に及ぶ準備の後、原型加速器の組み立ては重水素入射器の据え付け作業から開始された。この入射器はフランス原子力・代替エネルギー庁(CEA)のサクレー(Saclay)研究所で設計・製造され、IFMIF/EVEDAに対するフランスの任意拠出金によるものである。100keV引き出しで140mAの重陽子イオンの生成を目標とする入射器は、受け入れ試験を通過し、青森県六ヶ所村へ搬送された。その後2013年11月中旬に、CEA専門家の指導の下、日欧合同チームにより部品の分解、組み立て事前準備を開始、12月19日に第一フェーズが完了した。2017年初期には加速器の組み立ておよび実験を開始することを目標としている。

上記ニュースは、こちらの記事(英語)の和訳サマリーにあたる。

IFMIFについてより詳しい情報はこちら(英語)

 

*「幅広いアプローチ」は日・EU間の二者間協力に基づき、ITERを補完する目的で2006年11月に立ち上げられた研究プログラム。

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