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キエフ訪問に関するアシュトン上級代表の声明

EU News 53/2014

2014/02/05
キエフ
140205/03

<日本語仮抄訳>

キャサリン・アシュトン欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は本日、以下の声明を発表した。

「あらゆる関係者と数多くの要素について協議した。私が会談したすべての関係者が提起した問題が同じであったことに、大変驚いている。

まず、暴力が縮小しているという気配はあるものの、依然として現場の状況には大きな懸念がある。また、暴力行為を犯した人々が法で裁かれることを重要視するとともに、その実現のために何らかの透明で独立したプロセスが進むことに強い希望が示された。私からは、そのようなプロセスは極めて重要なものであり、EUとして支援を惜しまない旨を強調した。

ウクライナ議会において、また同国のあらゆる政治的指導者とも改憲について多くの協議を行った。これについては、何よりも必要なのは、ある意味において2004年憲法の要素に回帰するような改正ではあるが、必要で可能な変更の認識も不可欠であるという理解が存在しているようだ。この分野においても、EUは喜んで専門知識と助言を提供する。我々、すなわちEUおよび関連機関には、その達成を支援する能力がある。これは、人々に安全を提供する、安定性を戻すという分野である。

経済問題についても協議したことは、言うまでもない。先月中に幾度もウクライナの経済を支持することの重要性に言及した。これは無条件な支援ではない。実態的な経済支援と投資であるため、必要となる種類の経済改革に確実につながらなければならないからである。すなわち、短期のみならず長期的にも行う必要がある。すでに好調な分野を成長させるだけではなく、他の分野の開発にもつながるよう、同国の経済力を高めることが必要だ。私が行ったあらゆる協議において、このような条件の下で、ウクライナへの経済支援をとらえていると明言した。

このようにさまざまな協議を行った結果、皆が何が課題であり、今後何をすべきかを理解していると確信した。今後私ができるのは、この会話の内容を実動に移す能力を有する人に対して、必要な行動を起こし、対話を前進させ、同国が危機から抜け出るために、そして前進するために、必要な体制を整えるよう、奨励することだけである」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://eeas.europa.eu/statements/docs/2014/140205_03_en.pdf

2014/02/04-05, Catherine Ashton in Ukraine, (C)EU, 2014 URL