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環境: 欧州の空気を浄化する新たな政策群を採択

EU News 531/2013

2013/12/18
IP/13/1274
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>
大気汚染が原因で命を落とす人の数は、交通事故の犠牲者数を上回っており、欧州連合(EU)の若年死亡の環境的原因の第一位となっている。それは、ぜんそくや呼吸器系疾患を引き起こすため、生活の質にも影響している。欧州委員会は、大気汚染を減らすための対応として、新たな施策を本日採択した。このクリーンエア政策群は、既存の法律を刷新するとともに、産業、交通、発電所、農業などからの有害な排ガスを一層削減するためのものである。大気汚染は、労働日数の損失、医療費の増大などの原因となるほか、児童、ぜんそく患者、老人など、最も脆弱な人々に大きな影響を及ぼす。また、過剰窒素汚染(河川などの富栄養化)や酸性雨などによる生態系の破壊にもつながる。大気汚染の直接的社会コストは、作物や建築物の損害を含め、年間およそ230億ユーロに上る。本政策パッケージの実施が人々の健康にもたらす便益は、年間約400億ユーロになり、汚染を減らすためのコスト(2030年には年間34億ユーロに達する見込み)の12倍以上である。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-13-1274_en.htm?locale=en