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「ヨーロッパの本物の美味しさ、確かな品質」 欧州委員と生産者団体、本場欧州の飲食料品の普及促進のため来日

EU News 419/2013

2013/10/01

来る11月10日から3日間、欧州委員会のダチアン・チオロシュ農業・農村開発担当委員が欧州の35の生産者団体代表と日本を訪問します。生産者らが誇る製品はいずれも欧州各地の高品質な逸品ばかりで、著名な製品としてはフランスのバイヨンヌ産生ハム、ポルトガルのマデイラ・ワイン、ドイツのミュンヘナー・ビール、英国のウェスト・カントリー・ファームハウス・チェダーなど、珍しい製品としてはキプロス共和国のキプロス・ロクム、チェコ共和国でビール生産に使用される特殊原料のザーツ産ホップ、またギリシャのヒオス島特産でマスティハ(マスティック)の木から抽出される樹脂(お菓子、健康食品やリキュールなどに使用される)など実に多岐にわたります。

28の加盟国で構成される欧州連合(EU)は変化に富んだ肥沃な地域であり、数世紀に及ぶ伝統と語り継がれた文化(ノウハウや味覚)に基づきながらも、現代の高い品質水準や消費者需要に応えうる、原産地と深く結びついた高品質な特産品を生み出しています。独自で多様な飲食料品の保護継承はEUの農業品質政策の中でも重要項目です。EUのチオロシュ欧州委員は「今日、限定生産地域内で語り継がれたノウハウに基づいて生産され、地理的表示(GI)製品に認定された食品およびワインなどアルコール飲料は3,200種類以上にも及びます」と語っています。

EUは、消費者が国内外の市場で製品の見分けができるよう、確かな品質を持つ本物の製品を特定し保護すべく、品質認証制度を制定しました。製品パッケージに表示された品質認証マークは、その製品が厳格な規格に基づいて生産された本物であることを保証するものです。

今回の来日の目的は欧州の高品質な製品に対する日本の消費者の方々の興味を喚起し、多様な美食の世界を知っていただくことです。チオロシュ委員は「これらGI製品は欧州を代表するグルメ製品です。世界でも名高い飲食料品の美味しさを日本の皆さまに提供します。ぜひ限られた食通の方々だけでなく、多くの方にお楽しみいただきたいと願っています。今回来日した目的はまさにそのためで、これら認証マークの認知度を高め、ヨーロッパの高品質製品を日々の料理でも楽しんでいただくために“ヨーロッパの本物の美味しさ、確かな品質”というテーマで数々のプロモーションイベントを企画しています」と話しています。

日本とEU間の自由貿易協定(FTA)交渉が進行中の今日、この訪問は双方向の関係強化を促進する良い機会となるでしょう。日本にとってEUは3番目の重要な貿易相手国です。また欧州において日本食への関心が高まっている中、日本の対欧州農産物輸出額は230億円(1億8,000万ユーロ)となっており、今後も増加する見込みです。

3日間の来日スケジュールは後日お知らせします。

この件に関するお問い合わせ先:
欧州連合 “Tastes of Europe”キャンペーン事務局
(株式会社旭エージェンシー内 担当: 山本/上野/高木)
agri@asahi-ag.co.jp Tel:03-5574-7890

PRESS RELEASE, 参考資料 (PDF)

28のレシピでめぐるEUの旅 (PDF)

ヨーロッパの本物の美味しさ、確かな品質(PDF

EUの品質認証制度(PDF

Updated 2013.10.25