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EU、外来侵入種から生物多様性を守る行動を提案

EU News 392/2013

2013/09/09
IP/13/818
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>

欧州委員会は本日、急拡大する外来侵入種の脅威を阻止・管理するための新たな法律を提案した。現在欧州には、元々の自然環境には存在しなかった外来種が12,000以上あるといわれる。これらの約15%は侵略性のものであり、この数も急増している。今般の提案は、以下を含む、これら侵略的外来種がもたらす問題の増加に対応するものである。

- 経済的問題: 侵略的外来種はヒトへの健康被害(例としてオオスズメバチや死にも至るヒトスジシマカ)、インフラへの損害(建物に被害をもたらすイタドリ)および農業の収穫減(作物被害をもたらすヌートリア)を通じて毎年欧州で120億ユーロ以上の損害をもたらしている。

- 生態学的問題: 侵略的外来種は生態系に深刻な被害や、自然界の均衡の維持に必要な種の絶滅をもたらす。例えば、ブラックチェリーは森の生態系を著しく乱しており、ハイイロリスはアカリスを駆逐しつつある。侵略的外来種は、生息地の喪失に次ぐ世界の生物多様性の減少の原因である。

- 政策上の問題: 多くの欧州連合(EU)加盟国は既にこの問題に対処するためにかなりの資源を費やすことを余儀なくされているが、国単位での取り組みだけでは効果は薄い。一例として、ベルギーが取り組むオオブタクサ撲滅運動は、同種が再びフランスから侵入すれば効果が弱まろう。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-13-818_en.htm?locale=en 

Janez Potočnik Date: 09/09/2013 Reference: P-023909/00-04 (C)EU, 2013 URL