EU、ロシアをWTOに初提訴
EU News 331/2013
2013/07/09
IP/13/665
ブリュッセル
<日本語仮抄訳>
欧州連合(EU)は本日、ロシアが車両に課しているいわゆる「リサイクル料」を不当とし、世界貿易機関(WTO)における協議を要請した。
EUはロシア政府との二者間協議において、再三この問題を提起してきたが、具体的な解決には至っていない。その結果、EUにはWTOの紛争処理手続きという最後の手段を利用するほかに選択肢はなくなった。
ロシアは、WTO加盟直後の2012年9月1日にリサイクル料を導入した。同料金は、乗用車、トラック、バスに加え、その他の自動車もその対象としており、乗用車の場合、新車は420ユーロから2,700ユーロ、3年以上の中古車は2,600ユーロから17,200ユーロが徴収される。採鉱用トラックなどの車両については、徴収額が147,700ユーロにも及ぶ。
原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-13-665_en.htm?locale=en