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日・EUの第2回FTA交渉、順調に前進

EU News 320/2013

2013/07/03
IP/13/645
ブリュッセル

欧州連合(EU)と日本は本日、自由貿易協定(FTA)に向けた2回目の交渉を終了した。第1ラウンドはブリュッセルにおいて2カ月前に行っている。今回の交渉のために東京を訪れたEUチームを率いたのは、欧州委員会通商総局のマウロ・ペトリチオーネ総局長であり、日本側は外務省の横田淳大使が率いた。第2ラウンドは6月24日に始まった。

交渉が目指すものは、製品、サービス、投資に関する包括的協定であり、関税および非関税障壁の撤廃に加え、公共調達、規制問題、競争、持続可能な開発など、その他の貿易に関連する課題も対象としている。第2ラウンドでは、将来のFTAを構成する全分野における協定の文面に焦点が当てられた。交渉は、財およびサービスの貿易、投資、競争、政府調達、通商と持続可能な開発などの対象分野を、14の作業グループに分けて進めている。

この巨大経済圏の間の協定は、欧州においてGDPを0.6% から0.8%押し上げることが予想されているとともに、成長をもたらし、40万の新規雇用を創出すると見込まれている。EUの対日輸出が32.7% 増加するとともに、日本からEUへの輸出が23.5%増える可能性があると予想されている。

次回の交渉は2013年10月21日から25日まで、ブリュッセルで行われる予定であり、その先は来年初頭の実施が想定されている。

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「日・EU関係の進化を目指す2つの協定」(2013年1月号特集より)

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-13-645_en.htm?locale=en

File Photo: Mauro Petriccione Date: 15/04/2013 Reference: P-023065/00-15 Location: Brussels - Square - Brussels Meeting Centre (C)EU, 2013 URL