EUとタイ、自由貿易協定に向けた交渉を開始
EU News 118/2013
2013/03/06
MEMO/13/179
ブリュッセル
<日本語仮抄訳>
欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ委員長とタイのインラック・シナワット首相は2013年3月6日、欧州連合(EU)とタイの間の自由貿易協定に向けた交渉を開始した。EUのカレル・ドゥグヒュト通商担当欧州委員とタイのブンソン・テーリヤプロム商務大臣はその前日に会談し、正式な交渉開始について合意した。双方の野心は、関税、非関税障壁およびサービス、投資、調達、規制問題、競争および持続可能な開発といった他の通商関連課題を網羅する包括的な協定を締結することにある。
FTA交渉の開始は、既にパートナーシップ・協力協定で強化されているEU・タイ関係における重要な一歩である。第1回の交渉は夏休み前に行われる予定である。
EUとタイの間の貿易は2012年においておよそ320億ユーロに上り、タイは東南アジア諸国連合(ASEAN)内でEUにとって3番目に大きい貿易相手国であり、EUはタイにとって第3の貿易相手国である。EUはまた、タイにとって最大の投資者のひとつであり、2011年において投資残高は140億ユーロを上回っている。タイとのFTAはEUに相当な経済的利益をもたらすことが期待され、EUを同国と既にFTAを締結した他の国々(中国、インド、日本、韓国、オーストラリアおよびニュージーランド)と同等の立場に引き上げることになる。
原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_MEMO-13-179_en.htm?locale=en