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環境: 新木材規則が発効

EU News 107/2013

2013/03/01
IP/13/175
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>

3月3日、違法木材の取引を防止するための新規則が発効する。この新しい欧州連合(EU)木材規則は、木材の取引に関わるすべての人々に影響を及ぼす。世界各地で発生している違法伐採の問題への対応として、欧州市場において違法に伐採された木材を販売することを禁止している。違法伐採は、経済、環境、社会に深刻な影響を与えている。乱伐および気候変動にも結びついている。また、合法的な事業者の努力や生活を脅かす可能性があり、土地や資源に関する紛争の原因にもなり得る。

この新法は、輸入とEU域内で生産された木材の両方に適用されるものであり、紙、パルプから無垢材、床材にいたる広範な製品を対象としている。違法木材が取引されるリスクを最小限に留めるための手続きを導入することが、この法律の目的である。最初に木材をEU市場に導入する事業者には、その取引の対象である木材が違法なものではないことを証明する「デューディリジェンス」が適用される。すでに市場に出回っている木材の売買を行う業者には、自らが扱っている木材の追跡が簡単にできるように、適切な記録の保持が求められる。

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違法伐採と闘うEUの断固とした取り組み」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-13-175_en.htm?locale=en