欧州議会、英国のEU離脱の主要承認条件を採択
EU News 68/2017
2017/04/05
欧州議会
＜日本語仮抄訳＞
欧州議会は、圧倒的多数（賛成516票、反対133票、棄権50票）で、英国の欧州連合（EU）離脱協定を承認する際の主要な原則や条件を公式に示す決議を採択した。EUと英国が交渉の末合意するいかなる内容も、欧州議会の承認を得る必要がある。
議会は、英国在住のEU市民とEUに暮らす英国民双方の、平等かつ公平な取り扱いを確保することの重要性を強調した。また、英国は正式に離脱するまでEUの一加盟国であり、これには権利と同時に離脱の時期を越える財政的関与を含む義務も伴うとも指摘した。
本決議は、安全保障と将来のEUと英国の関係の間の取引をけん制し、いかなる「いいとこ取り」や分野別の合意に基づく部分的な経済関係に反対し、モノ・資本・サービス・人の自由な移動という単一市場の4つの自由の不可分性に再度言及している。
最後に決議は、過渡的な取り決めのあり方に関する協議は、英国の離脱方法に関する議論で「相当な進展」が得られたときのみに開始できるとした。このような取り決めは3年以内に終了する必要がある一方で、将来の二者関係に関する協定は、英国がEUから離脱した後のみに締結できるとした。
原文はこちらをご覧下さい（英語）。
http://www.europarl.europa.eu/news/en/news-room/20170329IPR69054/brexit-meps-agree-on-key-conditions-for-approving-uk-withdrawal-agreement
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