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欧州理事会の主な結論

EU News 48/2017

2017/03/10
欧州理事会
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>

欧州連合(EU)首脳は、経済、安全保障、移民・難民、西バルカン情勢をはじめとする、最重要課題について協議した。

3月10(金)、EU27カ国の首脳は非公式会合を持ち、ローマ条約60周年へ向けた準備について協議した。

通商
EU首脳は、欧州議会がEU・カナダ包括的経済通商協定(CETA)を可決したことを歓迎し、その早期適用に期待を示した。

さらに、EUが、強力な通商政策、世界貿易機関(WTO)を軸とするオープンかつルールに則った多角的通商制度への強いコミットメントを堅持することを、確認した。

同時に、EUが不公正な通商慣習と市場の歪曲に対応するためのWTOに整合したメカニズムを整備するための法案について、早期採択を求めた。

加えて、南米南部共同市場(メルコスール)、メキシコなどと進めているほか、終結に最も近づいている日本との自由貿易協定を、全力を挙げて前進させる方針であることを再確認した。

相互の便益に関する共通理解を基本として、中国との通商関係を強化することが必要であるとした。

安全保障と防衛
EU首脳は、2016年12月に採択した対外的安全保障と防衛に関する結論の実施に関する評価を行い、3月6日に開催された外務理事会において概要が示された、これまでの進捗を歓迎するとともに、追加的な行動と資源を求めた。北大西洋条約機構(NATO)との協力強化に向けた共同宣言に記された提案の実施の重要性を想起した。

また、域内の安全保障とテロ対策についても協議し、共同立法機関に以下を要求した。

- 2017年6月までに出入国システム規則案の承認
- 欧州渡航情報認証制度(ETIAS)の設置規則案の審議加速化

非公式会合
3月10日(金)、EU27カ国の首脳は、ローマ条約60周年に向け、非公式会合を持ち、「ローマ宣言」の主要要素について協議した。

討議では、マルチスピードの欧州を含めたEUの将来に焦点が当てられた

ドナルド・トゥスク議長は、今後の英国離脱交渉およびEUの長期的戦略の文脈における27カ国の共同体の利益に鑑み、27カ国間の政治的統合を維持すべく努力するよう促していくことを強調した。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/en/meetings/european-council/2017/03/09-10/