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2015年のEUの教育助成制度「エラスムス・プラス」参加者数、過去最多に

EU News 15/2017

2017/01/26

<日本語仮抄訳>

欧州委員会は本日、今年で30周年を迎える欧州連合(EU)の教育・研修助成プログラムである「Erasmus+(エラスムス・プラス)」(以前の名称は「エラスムス」)が、これまで以上に成功を収め、開放的であることを示す最新のデータを発表した。

2015年において、エラスムス・プラスを通じて過去最多の67万8,000人の欧州市民が、自国外で学習・研修・就労・ボランティア活動に取り組むことができた。同年、EUは6万9,000の団体・組織が関与する1万9,600件以上の事業に210億ユーロを投じた。これらは、欧州委員会が本日発表した同プログラムに関する年次報告書の主要な調査結果である。同報告書はまた、2014年~2020年の間に400万人をこのプログラムで支援するという目標は、達成される可能性が高いとした。

2015年にエラスムス・プラスは、制度発足以来初めて高等教育機関が欧州以外から2万8,000人以上の学生や職員を派遣し受け入れることを可能にした。派遣元としてはフランス、ドイツ、スペインが上位3カ国で、エラスムス・プラス参加者の受け入れについては、スペイン、ドイツおよび英国が上位3カ国であった。参加者の評価によれば、同プログラムで過ごした外国での時間は有効に使われた。参加者の94%は自身の技能が向上し、8割は就職機会が広がったと感じたという。エラスムス・プラスを通じて海外で研修を受けた学生の3人に1人は受入国で就職口が提供された。

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原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-17-82_en.htm?locale=en

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