ベラルーシにおける死刑執行に関するモゲリーニEU上級代表の声明
EU News 395/2016
2016/12/01
ブリュッセル
<日本語仮訳>
フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、以下の声明を発表した。
「本日、ベラルーシにおいてまた死刑が執行され、ヘナズ・ヤカヴィツキ氏が処刑されたとの報を受け取った。4月のシャルヘイ・イヴァノフ氏に続き、今週前半には、イヴァン・クレシュ氏とセルゲイ・ハメレヴスキ氏の死刑が確認されている。
2016年における処刑の急増は、同国政府が国連の枠組みで示した、モラトリアム(執行停止)の導入を考慮するというコミットメントに反している。
欧州委員会は、犯罪抑止効果がなく、かつ、人としての尊厳と人格の容認できない否定である極刑に、反対する。
ベラルーシが、死刑にかかわるものを含め、普遍的な基本的自由、法の支配、人権を尊重するための措置を取ることが、同国に対する今後のEU政策のあり方を左右することに変わりはない」
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