EU、ボーイングをめぐるWTO紛争に勝訴
EU News 386/2016
2016/11/28
ブリュッセル
<日本語仮抄訳>
世界貿易機関(WTO)の紛争処理パネルは本日、ボーイング777X 型機に対する米国の巨額の支援は国際的貿易ルールに反するとの判断を下した。
WTOは、米国が2013年に、ボーイング社に対する優遇税制措置を2040年まで延長すると決定したことは、過去のWTO判定に反すると確認した。また、この優遇措置を受けるには米国産の翼を使用していなければならないため、米国は外国企業に対する差別を行った、とも認定された。
これは、ボーイング社に対する米国の補助金に関してWTOが下す2件目の判断である。この案件で審議され米国の措置だけで57億ドルに相当し、同措置は今回のWTOパネルの判断で違法補助と認定された。
原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-16-3947_en.htm?locale=en
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