サントス・コロンビア大統領のノーベル平和賞受賞を受けたモゲリーニ上級代表の声明
EU News 330/2016
2016/10/07
ブリュッセル
<日本語仮訳>
フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は本日、以下の声明を発表した。
「平和への道のりは障害を伴うことがあるが、平和は、それを夢見て、その実現に一生懸命努力する者には必ず達成できる。私は、友人であるコロンビアのフアン・マヌエル・サントス・カルデロン大統領が本年のノーベル平和賞を受賞したことに祝意を述べたい。これは同時に、平和と正義を求める全てのコロンビア国民と、52年間も続いた暴力による多大な苦難に耐えてきた、紛争の犠牲者への賛辞である。
またしても、ノルウェーのノーベル委員会は、単に平和に向けた努力を認めているのではなく、将来への道筋も示している。同委員会は、国民投票の夜にサントス大統領が述べたことをあらためて表明している。同投票結果は、平和に反対するものではなかった、と。
今回の国民投票結果は、あきらめる理由にはならない。新たな合意に向けた対話は既に開始されている。この対話が広範な国民の支持を得られる、全ての関係者とコロンビア国民全員の懸念と希望を考慮に入れた、より強力な平和協定につながることを願うしかない。
EUはこれまで和平に向けた取り組みを支援してきており、引き続きコロンビアの歴史の新たな一章を開くための全ての努力を促し、それに付き添う。本日我々は、就任初日より和解を求め続けてきた人の偉大な業績を祝っている。しかしながら、コロンビアに公正で永続的な平和をもたらす作業はまだ終わってはいない」
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