アンドリュカイティス欧州委員、G7 保健相会合出席のために来日
EU News 292/2016
2016/09/08
<日本語仮訳>
欧州委員会のヴィテニス・アンドリュカイティス委員(保健衛生・食の安全担当)は、欧州連合(EU)を代表して神戸で9月11、12日に開催される主要7カ国(G7)保健大臣会合に出席する。同会合は、5月に開催された伊勢志摩サミット(G7首脳会議)に関連する閣僚会合の一つであり、世界各国の保健分野のリーダーが集結し、国際社会が今日直面する最も差し迫った保健分野の問題への対応を協議する場である。会合では、公衆衛生危機に対する国際的保健体系の強化、薬剤耐性(AMR)と研究開発の推進および高齢化を焦点としたユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成が、討議の柱となる。会合は、塩崎恭久厚生労働大臣の閉会の挨拶および共同記者会見をもって締めくくられる。
アンドリュカイティス委員はこの機会を捉え、塩崎大臣のほか、マーガレット・チャン世界保健機関(WHO)事務局長および米国保健福祉省のジミー・コルカー地球規模課題次官補と個別に会談し、共通の関心事項について意見を交わす予定である。
背景
G7首脳会議(サミット)は、地球規模の課題に対する世界的な対応を編み出す上で重要な役割を果たす場であり、主要20カ国・地域会議(G20)で行われる国際的な経済調整を補完している。昨年のG7 サミットはドイツ・エルマウで開催された。G7議長国は輪番制であり、来年はイタリア、2018年はカナダ、2019年はフランス、2020年は米国がそれぞれ議長国を務める。