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28/04/2017
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イラン核合意1周年を迎えたモゲリーニEU上級代表の声明

EU News 254/2016

2016/07/14

<日本語仮抄訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、EUを代表し、以下の声明を発表した。

「EUは、イランの核計画に関してウィーンで行われた歴史的な合意の締結から1年が経ち、包括的共同行動計画(JCPOA)が履行されつつあることに留意し満足している。このことは、政治的意思を持ち粘り強く多極的外交を通して働きかけることで、最も難しい問題への解決が見出せることを示している。

EUは、JCPOAの合意の有効期間中ずっとその完全かつ効果的な実施を、また国連安全保障理事会決議第2231号についても同様に、積極的に支援していく。EUとその加盟国は、イランがJCPOA下の全てのコミットメントを厳密に履行すること、また完全にかつ時宜を捉えた形で引き続き国際原子力機関(IAEA)と協力することの必要性を強調する。また、イランが国連安保理決議2231号と矛盾する活動を控えることを呼びかける。EUは、合意の下で想定された共同委員会における調整役としての上級代表の役割を支援することを確認し、IAEAに対しその責任において、イランの核関連のコミットメントを監視・監督することを支援するよう呼びかける。全ての当事者がそのコミットメントを守ることが、2015年7月のEU外務理事会が表明したとおり、信頼を取り戻し、EU、その加盟国、そしてイランとの着実かつ段階的な関係改善のために必要な条件である」

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原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/en/press/press-releases/2016/07/14-hr-declaration-year-anniversary-jcpoa/