中東カルテット報告書に関するEUを代表するモゲリーニ上級代表の声明
EU News 247/2016
07/08/2016
欧州連合理事会
＜日本語仮訳＞
フェデリカ・モゲリーニ欧州連合（EU）外務・安全保障政策上級代表は本日、EUを代表して、以下の声明を発表した。
「EUは、一連のEU理事会決議が明示するように、二国家解決とEUの既存政策への強いコミットメントとともに、同解決策への脅威が増していることへの懸念を、再度表明する。
よってEUは、中東カルテットの報告書が公表されたことを歓迎し、その二国家解決策を実現するための条件整備に資する勧告を、是認する。EUは、現地における動向を懸念しており、双方に対し、速やかにカルテットおよび他の関係者との協議に臨み、当該勧告を全面的に実施することを、要請する。そうすることは、相互信頼の回復と、最終的地位に関する全ての問題を解決するための意義ある直接交渉を行う条件の醸成に向けた、真のコミットメントを示すことになる。EUは、このプロセスにおいて、双方への支援を惜しまない。そのために、2016年6月3日にパリで開催された中東和平活動に関する閣僚級会合のフォローアップと緊密な調整を図る重要性を、その6月20日付けの結論において特定された国際会議の開催の観点からも、強調する。また、アラブ平和イニシアチブと、その包括的平和達成に向けたビジョンに基づいて、さらなる対話の呼びかけを是認する。
EUは、二国家解決に基づく正当かつ永続的平和に向けて前進するために、中東カルテットのみならず、中東とその以遠における他の利害関係者とともに、イスラエルとパレスチナとの協議を継続する」
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原文はこちらをご覧下さい（英語）。
http://www.consilium.europa.eu/en/press/press-releases/2016/07/08-declaration-eu-quartet-report/
