2015年のEUのサービス貿易、勢いよく増加するも、黒字額は2年連続減少
EU News 206/2016
＜日本語仮抄訳＞
欧州連合（EU）の国際サービス貿易は、過去6年間、着実かつ大幅に増加した。EUの対世界サービス輸出は、2010年の5,695億ユーロから、2015年には42％拡大し、8,112億ユーロとなった。輸入は、若干速い43％の増加で、4,616億ユーロから6,605億ユーロに拡大した。その結果、2010年から2013年まで着実に拡大したEUのサービス貿易黒字は、2年連続で減少し、2015年は1,507億ユーロとなった。
2015年のEUの主要なサービス輸出先国は、米国（2,121億ユーロ; 対域外輸出全体の26％）とスイス（1,163億ユーロ; 14%）と変わらず、中国（360億ユーロ; 4％）、日本（279億ユーロ; 3％）、ロシア（243億ユーロ; 3%）が続いた。主要なサービス輸入先としても、引き続き米国（2,028億ユーロ, 対域外輸入全体の31%）が首位であり、スイス（680億ユーロ; 10％）、中国（257億ユーロ; 4％）日本（156億ユーロ; 2%）、インド（137億ユーロ; 2％）が続いた。
同年、EUは、香港（100億ユーロの赤字）を除く、全ての主要貿易相手国とのサービス貿易において黒字を記録した。スイス（483億ユーロ）に対する黒字が最も大きく、ロシア（126億ユーロ）、日本（123億ユーロ）、中国（103億ユーロ）と米国（93億ユーロ）が続いた。
原文はこちらをご覧下さい（英語）。
http://ec.europa.eu/eurostat/documents/2995521/7457539/2-09062016-AP-EN.pdf/c17408f6-3a97-4955-8114-c1bfd607a4b8
