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順調な滑り出しを受け、欧州戦略投資基金の2018年以降の延長を検討

EU News 192/2016

2016/06/01
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>

欧州戦略投資基金(EFSI)の発効から1年が過ぎ、欧州委員会は「欧州のための投資計画」において成功した点、改善の余地がある点および今後の進め方について検討した。

ジャン=クロード・ユンカー委員長が欧州のための投資計画を発表してから18カ月が過ぎ、EFSIが動き出してから1年が経つのを捉え、欧州委員会はこれまでの成果について調べた。本日、これまでの教訓を共有し、同基金の野心的な将来に向けた明確な提案を示した。

ユンカー委員長は、「投資計画は機能しており、悲観主義者の見通しに逆らっている。EFSIは毎日雇用を創出し、実体経済で投資を促している。このため、我々は、この基金を2018年以降も延長することを提案したい。欧州が再び投資するようになるよう、野心を抱こうではないか」と述べた。

雇用・成長・投資・競争力担当のユルキ・カタイネン副委員長は、「欧州投資銀行と協力し、この12カ月で多くの成果を得た。革新的なエネルギープロジェクト、医療保健センター、都市開発および高速ブロードバンドなどの計画を支援してきた。およそ15万もの中小企業が新たな資金にアクセスすることが可能になった。各種計画の推進者に向けた助言サービスや技術的支援を提供する拠点を作った。計画推進者らが世界中の投資家に向け紹介するための新しいポータルサイトも構築した。しかしながら、まだ取り組むべき仕事がある。欧州連合(EU)独自のセールスポイントである単一市場の深化を継続させ、各EU加盟国も投資への障壁を取り除く努力をする必要がある」と付け加えた。

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原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-16-1933_en.htm?locale=en