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EUを代表して国際反ホモフォビア・反トランスフォビアの日に寄せたモゲリーニ上級代表の声明

EU News 162/2016

2016/05/17

<日本語仮訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は本日、EUを代表して以下の声明を発表した。

「『国際反ホモフォビア・反トランスフォビアの日』に寄せて、EUは、性的指向や性自認にかかわらず、全ての人の平等と尊厳に対する強いコミットメントを、再度強調する。

昨今、世界中で前進が見受けられてはいるが、今なお約80カ国において同性間の関係が法律で禁止されている。多くの場所で、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー・インターセックス(LGBTI)の人々に対する差別や暴力が、日常的に行われている。EUは、全ての国の政府に対して、その国際的人権コミットメントを遵守すること、非寛容を否定すること、世界人権宣言などにおいて謳われている平等を促進することを、呼びかける。

本日の国際デーに際し、EUはまた、人権擁護者、活動家、報道陣、市民団体などが、勇敢な唱道活動を通して、LGBTIの人々が直面する暴力に対応しようとしていることに、敬意を表する。その活動の一つひとつが、問題の提起、虐待の文書化、基本的人権の有効的な保護の唱道において、極めて重要な歩みであると考える。

LGBTIの人々の権利に関するEUガイドライン、および人権と民主主義のためのEU行動計画に従い、我々EUは、世界全体において人権尊重を進めるべく、全てのパートナーと共に取り組みを継続する」

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