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欧州議会、中国の「市場経済国」認定に関連し、EUの産業・雇用の保護を求める

EU News 160/2016

2016/05/12
欧州議会
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>

欧州議会は、5月12日に採択した非立法的決議(non-legislative resolution)の中で、中国が欧州連合(EU)が独自に設ける「市場経済国」認定のための5条件を満たすまで、同国の対EU輸出は「標準外の」扱いを受けるべきであるとした。議会はまた、EU産業に公平な競争の場を確保し、EUの雇用を守るため、反ダンピング・反補助金調査で使用されるこの非標準的な手法で中国のコストや価格が市場に基づいているかを査定するべきである、と付け加えた。

しかしながら、この手法を用いる際には、特に2016年12月11日以後の中国の扱いの変更について規定している同国の世界貿易機関(WTO)加盟議定書など、EUとしてのWTOにおける国際的義務に順守する形で進める必要がある。賛成546票、反対28票、棄権77票で採択された同決議で、欧州議会は欧州委員会に対し、この両方の要求を満たす提案を提示するよう求めた。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.europarl.europa.eu/news/en/news-room/20160504IPR25859/China%E2%80%99s-proposed-market-economy-status-defend-EU-industry-and-jobs-urge-MEPS