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28/04/2017
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EU外務理事会の主な結論

EU News 159/2016

2016/05/12
欧州連合理事会

<日本語仮抄訳>

移民と開発
欧州連合(EU)加盟国大臣による協議は、6カ月前に採択されたヴァレッタ行動計画の実施に焦点が当てられた。「アフリカのための緊急信託基金(Emergency Trust Fund for Africa)」の現状を確認し、アフリカの角、サヘル地域、チャド湖周辺地域を援助するための7億5,000万ユーロを超す規模のプロジェクトが、既に承認された。

さらに、パートナー諸国とのハイレベル対話の現状を概観した。また、国内避難民および強制移住について協議するとともに、危機が長期化する中、難民・避難民の支援のあり方についての意見交換も行われた。

投資に関する欧州のコンセンサスの改訂
EU理事会は、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に照らした、投資に関する欧州のコンセンサスの改訂の方向性についての協議、および合同のプログラミングと民間の参画という2つのテーマに関する協議も行った。

EU上級代表は、2030アジェンダの実施において、EUの存在感と関与が維持されることの必要性を強調した。また、開発のための施策が、より大きな実効性を発揮するよう、EUと加盟国が協力することの重要性も協調した。本日の理事会において、EUと加盟国が開発援助のプログラム策定における協調を強化するというコミットメントが示されたことは、この分野における主要な前進である。

アフガニスタン
EU加盟国の開発担当大臣らの昼食会合に、アフガニスタンのエクリル・アフマド・ハキミ財務大臣が参加し、2016年10月5日のアフガニスタンに関するブリュッセル会合に向けた同国の改革計画の指針となる、新たなアフガニスタン国家開発枠組みを紹介した。EU加盟国の開発大臣は、改革に向た前進を歓迎するとともに、その迅速な実施を奨励した。上級代表は、EUが2020年まで、毎年2億ユーロの高水準な開発援助を提供することにより、政治的のみならず、資金的な支援を続けていく点を、強調した。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/en/meetings/fac/2016/05/12/

Mr Eklil Ahmad HAKIMI, Afghan Minister of Finance; Ms Federica MOGHERINI, High Representative of the EU for Foreign Affairs and Security Policy.Shoot location: Brussels - BELGIUM Shoot date: 12/05/2016 Copyright: No commercial use. Credit 'The European Union' URL