ベラルーシにおける死刑執行を受けたEU報道官の声明
EU News 154/2016
2016/5/7
ブリュッセル
＜日本語仮訳＞
「度重なる欧州連合（EU）の呼び掛けにもかかわらず、ベラルーシにおいて再び死刑が執行された。2015年3月に同国の最高裁判所から死刑判決を受けたシャルヘイ・イヴァノフ氏の件は、氏の抗議を国連人権理事会が検討中であったことから、特に憂慮している。
セルゲイ・ハメレヴスキ氏に対する死刑判決が5月6日にベラルーシ最高裁で支持されたことも確認された。
EUは、犯罪の抑止力とならず、受け入れ難い人間としての尊厳と品位の否定である極刑に反対する。ここ数十年来、多くの国々が、どのような状況下においても死刑は正当化できないとして、その適用を止めてきた。
我々は、欧州で唯一の死刑存置国であるベラルーシに対し、死刑廃止に向けた第一歩となるモラトリアム（執行停止）への世界的な動きに加わることを期待する」
原文はこちらをご覧下さい（英語）。
http://eeas.europa.eu/statements-eeas/2016/160507_01_en.htm
